それは正夢だった。
ふとした きっかけで現在でも本物のクリスタルマイク」が国内生産されていることがわかったのだ。
早速入手、テストをおこないました。(2017年10月)
クリスタルマイクのハギレ良い音が帰ってきました。
(入手先情報は記事末に添えました)
(裏面)
(写真)まぎれもないMADE IN JAPANです
特にハム(アマチュア無線家)とブルースハープ演奏者の一部にはこのマイクの熱烈なファンが存在し.、この事実は救世主になるかもしれない。
電気街からクリスタル型のイヤホン、マイクが消え去って20年たつ。
両者混在期を経て「似て非なるセラミック型偽装品」を堂々と「クリスタル」と称して当たりに販売される習慣ができあがっている。
何のことはない、それは中身が圧電ブザーと何も変わらない。音響構造などカケラもないので鉱石ラジオすらまともには鳴らない粗悪なニセモノに「イヤホン」や「マイク」を語る資格はない。
身近なマイクではなくなってしまい専門家であっても一部では「クリスタル型=セラミック型」と勘違いされている。
決定的な違いはロッシェル塩の「クリスタル」か「ピエゾ・セラミック」かだけなのだが、むしろ「正式な音響構造」を持つかどうかのほうが大きい。
こういうの話は図で見るほうがはやい
このようにクリスタルマイクはロッシェル塩のバイモルフ+アーマチャー(音響伝達器)+ダイアフラムという構造を持つ。
「C-253」では真ん中に向かって盛り上がり中心はアーマチャーにつながり、エッジにはコルゲーションダンパーらしきものが確認できる。
一方、一般のセラミック型は写真のように真鍮板にセラミック素子を張り付けただけの粗末な簡易構造。
しかし今回のCC-253」はセラミック型でありながらクリスタル型と同様のアーマチャー構造を持つ優れモノ、Madein Japanの心意気を感ずる製品だ。
クリスタルマイクユニット特有な取扱上の違い
1.一般マイク入力では使えない。
出力インピーダンスが非常に高くそれは1MΩ以上数MΩといわれ、ハイインピーダンス受けが求められる、ローインピーダンスや中途半端なハイ受けでは「ロー抜けハイ上がりの「ヒャーヒャー」な音になる。
この点はセラミック型も同様です。
2.ハンダ付けは手短く一瞬で。コテ先を10秒も当てれば確実に熱破壊する。
3.湿度に弱く、保存状態が良くないとロッシェル塩は潮解(ドロドロに溶けてしまう)。
4.直流に弱く、高電圧で破壊する。
なお今回こちらから入手しました。
最低100個から購入できます、くれぐれも少量の注文、相談は厳につつしんでください。