単純に進化させました。
ファンタム式パナ改マイクは7年間、これまでも何度か進化してきました。
進化の可能性はまだまだ考えられますが安全、安定で裏実績のあるバージョンをご紹介します。
省電流回路版fetⅡ にタイピンホルダー、ウィンド・ファー
fetⅡ を始めとするどファンタム式パナ改マイクの消費電流は1.6mA(48V供給時)程度です。
一方、最も省電流であるノイマンU87では0.8mAですが・・・
今回のバージョンは1.1mAと十分に健闘しています。
コンデンサマイクロホンの省電流化はオームの法則通りマイクへのファンタム電圧低下を防ぎ、内蔵マイクAMPのより高電圧動作をキープすることとなるため理屈抜きに大歓迎です。
※Shinさんのマイクはオリジナル基板を作りません、それには或る理由があるのです。
基板横から、実にシンプルです、上の回路がちゃんとおさまっています。
基板裏から、パターンは有りません、GNDジャンパー1本追加されるだけです。(抵抗はKOAの1/4W型ミニサイズ金属皮膜抵抗。大きさ的には1/6~1/8Wサイズです。)
170円の「ウィンドジャマー」=(ファー)もなかなかです、いまのところ「黒」だけなんですが、赤、グレーなどほしいところです。
(解説)
従来の「ファンタム式パナ改マイク」では②③から47kΩを通じたフィード回路及び10KΩのブリーダー抵抗により約9VのECM用電源を構成しています。
今回の省電流版ではソース抵抗のソース側から約1.6Vを供給、ECMに対して十分な電圧となっています。
ひとつだけ・・・Max SPL(最大音圧レベル)の測定だけがいまのところ未着手です。
(6~7年前は130dB/Aの音出しが可能でしたので超高音圧データをとれましたが今同じことをやったら即110番されますので出来ません。
ECMのドレイン電圧が9V台から1.6Vに変わりますが超爆音を避ければ問題なくイケるはずです。
以上
お知らせ)
fetⅡ、fet(Ⅱi、fet3 、fet Vなど、ご注文により人気機種の製作を承っておりますのでお問い合わせください (希少となったWM-61Aとオリジナル・パーツで製作)
(Shinの「ファンタム式パナ改マイク」は従来通りPanasonic WM-61A使用です)
モノ作り日本もっと元気出せ!
【おことわり】
★ここで公開している回路・写真・説明文などは音響家の方、アマチュアの方でハンドメイドまたは試験評価なさる場合の参考として考えております。
★製作物・加工物の性能・機能・安全性などはあくまでも製作される方の責任に帰し、当方(Shin)ではその一切を負いかねます。
★第三者に対する販売等の営利目的としてこのサイトの記事を窃用する事は堅くお断り致します。
★情報はどんどん発信していきます。ご覧いただき、アレンジも良し、パクリも結構です、Shinさん独特のこだわりと非常識を以て音響の世界を刺激してまいります。
ShinさんのPA工作室 管理人
ご意見やご質問はこちらから宜しくお願いいたします
メールはこちらから sound_ai@xk9.so-net.ne.jp