3年前 のこと
「DirectⅠ」というアクティブ素子(TRやFET)を何も使わない「ファンタム式パナ改マイク」を発表したことがあります。
http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10561624404.html
しかしケミコンから発するランダム・ノイズを押えきることができない悔しさの一方、絶対に可能性のある方式だと信じてあきらめませんでした。
打開策を時々考えて3年、遂に問題は解決して当初めざしたクリアーな音質の「Direct方式」がはじめて実現しました。
【DirectⅡ】 試作
(内部の様子)
コンデンサの逆付けを直したりしながら・・・痕が残っていてあまり綺麗ではないですけど。
コンデンサ選びとC・Rによるノイズ・キャンセル回路が重要な決め手となりました。
(ふたたびDirect型に執念を燃やしたShinさんのDirectⅡ バラック試作)
(コンデンサと抵抗だけ、あとはな~んにもない)
【使用コンデンサ】
(このコンデンサ、音イイですね)
(あくまでも使用者の感想でありこの商品の性能を述べたものではありません)・・・最近はこう書いたほうがイイのかな)
このほかにも低漏洩電流タイプ・超低インピーダンスタイプなど、お試しになる価値があると思います。
ECM内部以外まったくアクディブ素子はありませんが、WM-61A(改)ですので一般のECMより10dBはレベルが高い、したがって出力レベルは十分あります。
【出力インピーダンス】
出力インピーダンスは約1.2kΩとやや高めですので長距離になる場合は1kΩ程度の抵抗を②-③間に入れて製作してください。(100m近くまでは追加抵抗なしでOKです)
抵抗挿入で約3dB出力レベルが下がりますが元々ハイレベルですから十分です。
1kΩ挿入で出力インピーダンスは約550Ω(1kHZ実測)。
(バラックセットにてマイク出力インピーダンスの測定中)
・電圧降下法(抵抗置換法)によります。
※マイク出力インピーダンス測定法についてはこちらをご参考ください
http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-11461786363.html
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