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1629 :マイク設計の匠に肝心カナメの話を聞く

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マイクロホンのノウハウは一般には原理的なことはあきらかにされているものの構造上、設計者の苦労する肝心かなめ部分は決して明かされることはありません。


今回はこれまで数々の名機を世に送り出してきたマイク設計の匠。

お名前やその社名は明かせませんが3年前、私(Shin)にそのワザのエッセンス数々を伝授していただいたときのメモがあり大切に保存してきました。

(2013年の記録から)


断片的な内容です、私とのQ&Aとご本人の話をそのときのメモの範囲ですが今あらためて皆様にご紹介します。

本件、匠にはご了解をいただいております。茶色文字は匠の答えと話の要約です)


(単一指向性マイクについて)

無指向性マイクの常識では単一指向性マイクは作れない、特に難しいのは「軸方向単一指向性マイク」の設計。

 


カプセル背面の「コの字」型部分が軸方向単一指向性マイクの大きなハードルである。

ここを制するのが最初の課題となる。


(市販激安マイクの改造について質問した)
「音圧」と「速度成分」が同一に加わればひどいことになる。

タッチノイズのカタマリにもなる、ですから改造内容は正しい。


(タッチノイズ固有周波数の「鳴き」について)
マイクボディを たたいた時特定の周波数の鳴きが生ずれば、それは収音する音すべてを汚す好ましくないマイクロホンになってしまう。

これは現実の製品でもかなり見かける。


(低域の出にくいカプセル〈ユニット〉で低域を伸ばすことは可能か)

カプセル・ユニットの特性以下の低域は出ない。


(ECM とDCバイアス型コンデンサマイクに音質差・性能差はあるのか)

バックプレートに電荷チャージさせる「バックエレクトレット」型では振動板(ダイアフラム)も今は同一材料であり「膜エレクトレット」型で見られた「ECM臭い」という音は微塵もない、ダイアフラムの材質で決定する要素であるので今はECMとDCバイアス型との性能差は一切ない。

但しDCバイアス型のほうが高く売れたり顧客が求めるという営業的な問題がある。

また、DCバイアス型は出力部の絶縁グレードが高く自作向きではないだろう。


(ECMのソースフォロワ使用について)

ドレイン出力ソース接地では入力インピーダンスはそこそこ高いが「Cdg」のミラー効果によって出力インピーダンスはきわめて高くなる。

ECMと接続すると周波数帯域制限を受ける。


またインピーダンス変換回路で増幅させるためひずみ率が増す、このため高音圧に耐えられない。

したがってカプセル出力はソースフォロワにして理想動作をさせるのが普通である。

ただし民生用マイクではかならずしもそこまではやらない


(エレクトレットチャージ電荷の寿命)

バックエレクトレット型:半減期が120年といわれる。

膜エレクトレット型:20年くらいでライフエンドのようだ。

DC印加でチャージの復活は簡単にできる。


(防振のキモ)

・単一指向性マイクは機械ショックに対し無指向性比10数dB敏感であり不利だ。

・ゴムも使われるがジェル(ゲル)=《某専門メーカー名あり》はものによっては「硬度0」のものも存在する、しかし元々軽いカプセルには効果が薄い場合も。


・軽いカプセルにはウエイト(おもり)を追加する、それは必ずカプセルと一体構造にする。

つまりカプセルの質量を増やすことが振動対策(タッチノイズ、ハンドリングノイズ)に有効だ。


(回路構成について)

単純・シンプルな回路のほうが当然音が良い、OEMなど高機能が求められ、複雑な回路を余儀なくされる。


(ツェナーダイオード使用について)

使いたくないが実際には使用せざるを得ないことは多い、その場合は回路を熟考する。

(ご自分の回路実例を示してご説明)



                   以上




(お知らせ)
fetⅡ、fetⅡi、fet3など、ご注文により人気機種の製作を承っておりますのでお問い合わせください (オリジナル・パーツで製作)  
(Shinの「ファンタム式パナ改マイク」は従来通りPanasonic WM-61A使用です)


モノ作り日本もっと元気出せ   



【おことわり】

★ここで公開している回路・写真・説明文などは音響家の方、アマチュアの方でハンドメイドまたは試験評価なさる場合の参考として考えております。


★製作物・加工物の性能・機能・安全性などはあくまでも製作される方の責任に帰し、当方(Shin)ではその一切を負いかねます。


★第三者に対する販売等の営利目的としてこのサイトの記事を窃用する事は堅くお断り致します。

★情報はどんどん発信していきます。ご覧いただき、アレンジも良し、パクリも結構です、Shinさん独特のこだわりと非常識を以て音響の世界を刺激してまいります。 


                             
ShinさんのいたずらPA工作室
ShinさんのPA工作室 管理人  Shin-2

ご意見やご質問はこちらから宜しくお願いいたします
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1630 :あの幻の自作リボンマイクキット再発売された

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卓越した音質のリボンマイク自作に道を開いた

「音創り研究会」のキット・・・(アマチュア無線の団体、Shinも所属)


誰にでも作れそうな気はするが、そこかしこにあるトラップと職人ワザで成り立つ「リボンマイク」はマネをしてみても「あっ音が出た」という「大人の科学」の付録や物理の実験レベルを超えることは不可能です。


このリボンマイク開発担当はJA1◯◯Pの H氏、リボンマイク自作ワザの匠、そして最終の音決め調整は私、Shin(JA1SLX)による製品です。


9月の記事「1625」 に同会の最新「リボンマイクキット」と新開発のリボンマイク専用トランスの記事を発表して大きな話題となりました。


これはいずれもあっという間に売り切れました。

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12200365660.html  


本日12月4日一定数の再準備ができたと連絡がありました。(数量限定、ごく少数))


まと 売り切れご免の早いもの勝ちですのでご注意ください。

http://www16.plala.or.jp/ja1bbp/SCS_sale_2016.html




! 翌日12月5日 売り切れ寸前です。



リボンマイクキット DRM-02には高性能オリジナルトランス TRM-1が付属します。


・完成したリボンマイクユニット(モーターと呼びます)


 

TRM-1

・海外トップクラスのリボンマイクトランスを凌駕するオリジナルトランス(Madein japan)


 

キットで完成するのはここまででケースは自分で用意します。



葉っぱ来春(1月)このトランス(TRM-1)単体の再販売が予定されています。既存リボンマイクのグレードUPにお見逃しなきようご案内します。

http://www16.plala.or.jp/ja1bbp/SCS_sale_2016.html  


葉っぱリボンマイクはコンデンサマイクと大きく異なり、ボディアースを、共通グラウンド接続するだけでハムノイズも無く、このままでも十分動作します。

外観は激安中華マイクなどのケースでも十分です。



葉っぱ系のインピーダンスが低いため、周囲のハイインピーダンス金属(非接地金属)の影響を受けづらいメリットがありますのでラフな外観構造でも完成度の高い自作リボンマイクが出来上がります。


価格を考えると、市販1万円台の通販で十分じゃない?と思われがちですが、このマイク、そんな価格帯の音質を目標にしていません。

最終音作りはShinがおこなってノイマンほか超高級マイクと甲乙つけがたいところまで仕上げてあります。


製作の中でぜひShin開発の「エンボスリボン」もお試しください。


世界で例のないご自分だけの高品位リボンマイクのキットをおすすめします。


                                                        以上



(お知らせ)
fetⅡ、fetⅡi、fet3など、ご注文により人気機種の製作を承っておりますのでお問い合わせください (オリジナル・パーツで製作)  
(Shinの「ファンタム式パナ改マイク」は従来通りPanasonic WM-61A使用です)


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1631 :恒例 ことしをふりかえって(2016年末)

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サンタクロース ことしもまたこの季節を迎えました。   


Shinにとってかつては経験したことのないほど盛りだくさんの1年でした、それはまるで盆と正月とGWが何回も来たような。

正月明け、これはもう運命的としか言いようのない新事実に遭遇しました。AMAZONに、あまりにも激安な・外観も安っぽい中国製サイドアドレスコンデン

サマイクがありました、2,380円也。

期待などするはずがありません、試しに入手したことからすべては始まりました。

   

これは「AMAZONの激安コンデンサマイクの高級化改造」 として想像を超える大ヒットを経験することとなり、専門誌(MJ)でも取り上げられる大きな話題となりました。

YouTube https://www.youtube.com/watch?v=xWYjaKBuzXI&t=7s  

  

「改造結果が素晴らしい」と40通を超える驚きのご報告と「お礼」メールを皆様からいただきました。 

また、アマチュア無線では(Shin改造)として大ブレークを経て、もはやメジャーマイクとして定着したようです。

(この記事を書いている今、なんとスペイン語圏の海外からコメントのメールが!)

   

みなさまありがとうございます。

 

ことしはこんな1年でした



クリスマスツリー中華製カプセル(ECM及びDCバイアス型ともに)のグレードの高さに驚いた。

その一方「改善」という自浄作用がどこにもなく、総合的な「製品品質」はあてにならないことを確認した。

この問題を許容すれば「粗悪品」と呼ばれる「問題のある高性能製品」が桁違いに安く手に入る。


OEM先の指導のはいらない現地生産品はおむね顧客に直接届けられる品質ではない。

一旦、世界レベルの製品が生産されるとそこではコピー品も同時に生まれる構造。        
これは国策的方向であり世界のモノづくりのあり方をもう一度見直す時期にあることを痛切に感じた。

しかし、なにはともあれ中華激安マイクは改造でとんでもない傑作になりうることは間違いない。

粗悪品からお宝を生み出す錬金術は本当にあったのだ。

 

クリスマスツリー  MEMSマイクの将来を垣間見た。

何よりのハードル的課題は単一指向性型と低域レスポンス向上に尽きます。

         

クリスマスツリー 48Vファンタム動作のマイクには48V以下の低い電圧しか加わっていない。ここを勘違いするとファンタム動作そのものを見誤ります。     
卓、マイクプリ、レコーダーから仮に48V供給してもこの電源、内部抵抗は1/2・6.8kΩ つまり3.4kΩだ、オームの法則によりパラレルに接続するマイクによって降圧され、実際には10数V程度~42V程度の間で使用される宿命にある。

それでも与えられた電源条件で最高の収音と伝送を約束するのが腕の見せどころです。


間違っても「プリアンプの理想形」などにこだわれば挑むほど「可能なことでも不可能導く」ブラックホールに吸い込まれていく。
圧倒的に不利なファンタム電源」を唯一電源にして、その同じ場所に向けて最高の音声を送り込むアクロバット技こそがファンタム電源方式の妙味なのです。
 
クリスマスツリー ツェナーダイオードについてはかねてより使用を避けてきましたが今回の中華激安マイク最大の恥部はここにあったことを見てもその猛毒性はアナログ回路にはなじまないデバイスであることを再び証明してくれた。


クリスマスツリー 諫早(イサハヤ)電子という救世主が「ないものねだり」だった2SK330の完全代替え版として同一形状かつ差し替え使用可能なことが判明した、それが2SK2880です。 


クリスマスツリーECM(エレクトレットコンデンサマイク)は安物マイクなのか。

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12126769930.html  

ECM(エレクトレットコンデンサマイク)は地位の低い「簡易コンデンサマイク」だという「常識」がいまでもあります。

実態はまったく異なり、バックエレクトレット型になってからはDCバイアス型と変わらないパフォーマンスを得るようになり、高音圧特性などそれをはるかに上回るファクターまで備えている。

長らくECMとDCバイアス型の棲み分けがあったのは事実です。

DCバイアス型は大口径指向性型が多く、ECMは小口径無指向性が多く大量生産可能な為、この点から圧倒的に安い、これが「ECM安物論」として常識化したにすぎない。


私がデンマークの定番某超高級マイクがECMであることを明かすと、かなり強い反発がありました。

この場合、メーカーは「安物常識」を嫌い、方式に対する呼び方だけ変えて煙に巻いてきたがその実態はほとんど知られず、一般にはメーカー名だけでDCバイアス型コンデンサマイクだと信じ込まれている。

常識にはいつも思い込みと誤りが潜んでいるものだ。


クリスマスツリー 「RCA-77DX」といえばリボンマイクの金字塔、ジャンクとはいえ磨けば名機。それがShinのところにやって来た。

あの大きな図体ながら肝心なリボン部は20mmX1.5mm、ここを制覇すればあのヤンキーな77DXの元気な音に出会える・・・・と

夢中で蘇生に取り組んだ、4月から1か月半、別モデルでリボン張り練習ばかり。

幅3mm、2mmと狭く短くして1.5mm、コルゲーション付けも良し・・・・・

こうなったら度胸しかない、6月に入っていよいよ77DXで・・・一気にやり終えるしかない、モニターで探り当て「ここぞ」というところでリボン固定、結局リボン交換はせず、かくして完全復活を見たのです。


クリスマスツリー 大口径カプセルは自作マイクファンなら垂涎のまと、1インチ径の単一指向性カプセル入手に道を開くことに成功しました。

海外ではあたりまえの事ですが日本ではおそらくはじめての出来事でしょう、「ほしい方には簡単に手に入る」という程度ですが、十分お役にたてると信じています。



クリスマスツリー LEDもまたすさまじいノイズ源だった。

そのツェナー効果は知られていたがLEDの色によってその電圧は異なる、赤色は1.7V、このノイズがまた凄い!。

これもまたブリーダー抵抗に置き換えてベリンガーC-1の「サー」ノイズ撃退に至る。


クリスマスツリー 自分の声でマイク評価する合理性。

マイクロホンの性能のほとんど、そしてクセや音源親和性に至るまで大変良く判断できるのが「自分の声」。

これには強い異論があることは承知していますが、過去よりこの方法でマイクロホン開発もチューニング改造もやっていますが、現場の結果と完全一致してする為、自信を持って「マイボイス・リアルタイムモニター」をおすすめするわけです。


クリスマスツリー 所属する「音創り研究会」の開発する「リボンマイクキット」の最終音決めを行いました。

もちろん音決めは「マイボイス・リアルタイムモニター」によります。

それにより6月に行われた津軽三味線のマイク鳴き合わせPAテストにおいてU-87と甲乙付けがたい結果となり、理想のリボンマイクキットとして好評です。


クリスマスツリー KORG社が現代に登場させた新しい時代の真空管「NUTUBE」、これには惹かれるものがあり、真空管マイク目指して取り組みはじめました。


K87カプセル互換品(成極電圧200Vもの)を手にして・・・

問題はA電源をファンタムから生成するアイデアがうかばない。

48V前後から200Vを生成する方法が浮かばない。ファンタムからは僅かな電流しか取り出せないからであります。これは引き続きの課題


クリスマスツリー リボンマイクのリボンはヒダ形状によって切る磁束本数を増やすと同時に形状の保持に役立っています。

これに対し、Shinの案は「エンボス・リボン」、これは無数の凸凹により、疑似ハニカム構造を得ています、このため圧倒的強度を誇り、実際の振動・輸送・衝撃試験にもビクともしない頑丈なリボンの実現を見ました。

AIWA VM-15残骸を使い音質・感度はコルゲーションタイプと完全に同一。
 

クリスマスツリーisk という聞いたことのない中国メーカーのDCバイアスコンデンサマイクが凄いBM-600。聴いた音に「あっ」と思った。しかし逆相、というより「3番HOT」と呼ぶべきか、それを直したり、搭載トランスの半田不良は直すと本性を表した。

34mmの大口径、これが凄い、国産超高級マイクを凌ぎ、某ドイツ製に負けないその音には驚くしかない。

この会社の大口径マイクはいずれも使ってみたいものばかりだ。

日本メーカーにOEM供給も最近始めているが現地モノが安い。

まだまだマイクロホンは発達する。

まさに発達途上の音声デバイスです。


                       以上



それではみなさま良い年をお迎えください。

2016.12.15 ShinさんのPA工作室  Shin

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1701 :2017年 新春を迎えて 

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2017年新春

またあたらしい年を迎えました

    ことしも皆様にとって素晴らしい年でありますように

 

「ShinさんのPA工作室」はおかげさまで8回目の新年を迎えました。

の1年間の皆様の訪問数は100万を超えました(1,065,895 アクセス)、まことにありがとうございます。

 

毎年その年の目標と抱負を持って出発することにしていますが・・・

面白いもので、「漠然とした事柄ほど」気がつくといつの間にかまったく異なる方向へ流されている。

一方、一期一会のつもりが本気度を増し、気がつけば結局そのジャンルの核心あたりをウロついていたりする。

 

目標のハッキリしている事柄なら「チカラ技」ででも突破して、そこからしか見えない「その先」を垣間見ると、おもいがけない状況置かれて感動もあるだろう、引き返せばそれまでだ。

それは山登りにも似た行為なのかも知れない、続けていれば何かがあるし次世代に残すものもあるはずだ。

 

簡単なことはどんなに積み重ねてもそこから得るものはないだろう。

しかし自分には出来そうもないことに挑戦していると不思議だがどこかから知恵が湧いてきたり、思いがけない助けを得る機会も訪れたりして先へと進むことができる。

気がつくと難題をこなしていたのをあとから気づいて自分の方が驚くことがある。

 

「”真理や夢”をつかむためには目を覚ませ」と自分に言い聞かせながら・・・です。

 

ふりかえってみるとこのサイト、過去記事はどんどん埋ずもれて、自分でさえ「検索ワード」で調べごとをしないと追いつかない。

ここは反省点、むしろ google Googleから検索した方が早くたどりつくありさまに苦笑することしばしばだ。

 

目標 : 

1.もう普通の事になってしまったが、リボンマイク研究は私の大きなテーマです。

「エンボス・リボン」という方式を生み出したことは案外大きなエポックだと感じています。

メーカーでは絶対にやれない方法を使ってそれを超えるのです、マイクロホン・クラフトの醍醐味も存在価値もこんなところに有ると思います。

リボンマイクは「音楽する夢のトランスデューサー」 として継続追求します。

 

2.大口径コンデンサマイクのコンパクト化

やっと入手した34φDCバイアス・カプセルはShinさん流の小型ワザを活かしてモノにしたい。

問題はファンタム電源から成極電圧(高圧)をノイズレス生成することに尽きます。

 

3.新しい真空管デバイスを用いた「真空管マイク」

最大課題はファンタム電源からA電源(ヒーター=フィラメント電源)とB電源(プレート=アノード電源)をノイズレス生成する手法だがFET式とは比較にならない大きなハードルを超える必要がある。

 

ユニーク技術に対するShinの考え方 

新しい発明・発見に類する経験をしばしば経験します。

 

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12023907936.html

 

 2年前、特許を取得する目的で虎の子の資金を準備して特許庁、特許事務所に足を運んでいたことがあります。それを進めるなかで目からウロコの方法にたどり着きました。

それはWebで全公開してしまう方法です

そうすることによって、Web情報が「先行アイデア」となりその公開期日をもってその技術は本人を含め、誰も絶対に特許取得に至らなくなるのです。

第三者が「特許」を取ろうとしても「先行事例あり」として「出願申請」にすら至りません。

すでにユニークさに欠けるその「発明?」は成立しない、さらに当然ながら「出願中」表示すら出来ないことが判明、この影響は広く及んでいたことが判明。

「全公開」こそ多額の費用も必要ない逆説的な「究極の知的財産保護ワザ」であることがわかりました。

Shinがこれまで開発・経験してきた技術は必要なかたには無償公開して皆で共有したほうがどれだけハッピーなことだろうか。

これはこのブログ開設時から変わらない「ShinさんのPA工作室」の基本マインドです。

 

しかしずっと変わらないのが記事下のこの注意事項。

★第三者に対する販売等の営利目的としてこのサイトの記事を窃用する事は堅くお断り致します。

これだけは絶えずWebチェックしていますので、時々イエロー・カードを送っています。

 

 

皆様、ことしもご一緒に暗中模索の旅にでかけてみませんか

2017年初春    Shin

 

 

 

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1702 :ニュー・リボンマイクの高域改善チューニング その1

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リボンマイクが見直されて、

そのブームが始まったのはいつのことだっただろうか・・・

それはどうも「ネオジウム磁石」の登場・普及と一致しているようだ。

(ネオジウム磁石:1982年日本で発明、1985年量産開始そして普及へ)


これにより従来の構造にみられた鋳物や鉄の塊の大きな磁気回路は消え、代わりにネオジウム磁石を向かい合わせただけの単純な磁気回路に変化した、もはや「磁気回路」とは呼べないかも。

(新・旧リボンマイク 磁気回路のちがい)



リボンマイクは元々音響変換器としては単純な構造なのでネオジウム磁石採用による磁気回路のさらなる単純化により雨後のタケノコのように各社から新しいリボンマイクが発表され、世に送り出され
てます。


東芝Bベロ(OB-1161A)=BTS呼称 RB-1

 
 RCA 77DX (リボンコンデション調整済)

と言うわけでオールドリボンマイクであるがB
ベロ(OB-1161A)
東芝がリボンマイクのメンテを含めたマイク事業終了時に純正リボン交換サービスを受けた現存する最も良好な個体)
及び昨年、リボンまわりを含めて蘇生した「RCA 77DX」を比較対象にした。
 
【改善の試み】
ニューリボンでは国産・海外問わずオールド・リボンで常識的であった「高域反射構造」が省略されていることが大変気になり、これを復活
させてみた。

(高域反射板を取り付けて特性比較したマイク)
・MXL R144
・自作リボンマイク(音創り研究会 DMR-02試作品をエンボス・リボン化した)
・ALPHA-MODE Stellar RM-5

 
(オールド・リボンマイクの音響構造例 〈高域補償部〉 )

 
(ニュー・リボンマイクの音響構造の例)


 
(紙製の高域反射板を取り付けたニュー・リボンマイク)

改善結果は上のグラフで示す通りです。
(試験用SPが小口径の為150HZ以下は無視願います)

【考察】
高域補償構造はオールド・リボンマイク、ダイナミックマイクともに具備されてきたがニュー・リボンマイクでは海外製・国産ともにその例が見られない。

・ニュー・リボンマイクに「高域反射板」を装備してみると上のグラフのようにきわめて自然性を伴って高域補償できることが判明した。

追加した高域反射板はケント紙を切ったもの、大きさは筐体に入るサイズ、反射板角度は90度、サイズ及び角度はさらに詰める必要あり。

改善は歴然としている、メーカーはなぜこれをやめてしまったのだろうか。

            次回に続く

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1703  :「楽器を知ろう」セミナー(ヴァイオリン編)

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Shin所属の 一般社団法人日本音響家協会 からのお知らせです

毎回、音響家だけでなく音楽家にも大好評の恒例、「楽器を知ろう」イベント

さてことしは・・・・・

「ストラディバリウス」の秘密を科学の目で解き明かしましょう。 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

技術セミナー「楽器を知ろう・ヴァイオリン編」

今回のテーマは、ヴァイオリン!
楽器の歴史や仕組みなど、演奏を交えながら解り易く解説します。
また、歴史的名器ストラディバリウスについてもスポットを当て、ヴァイオリンの魅力に迫ります。
楽器の知識を深めながら、マイキングや測定など音響的なアプローチから楽器を分析し、演奏家と音響家それぞれの立場から「音」について考えていきます。
第一線で活躍する演奏家との交流ができる貴重なセミナーです。
ここだけの演奏秘話が聞けるかも?是非、ご参加ください!

ご案内PDF

日  時 :2017年3月10日(金)13:00~17:00(12:30開場)

講  師 :永峰 高志 氏(元NHK交響楽団第2ヴァイオリン首席奏者・国立音楽大学教授)

アシスタント:須永 枢 氏(ヴァイオリン製作技術者)

会  場 :国立音楽大学 新1号館オーケストラスタジオ

参加料 :無料(どなたでもご参加いただけます)

主  催 :一般社団法人日本音響家協会東日本支部

協  力 :国立音楽大学、日本音響エンジニアリング株式会社、ローランド株式会社

(申込先)east@seas.or.jp  またはFAX.029-874-6049

 「楽器を知ろう参加希望」と明記の上、氏名・所属・連絡先をご記入下さい。



当日会場にはShinも居ります。



日本音響家協会からその他のイベントご案内

http://www.seas.or.jp/

                           


                                          以上

 

 

1704 :あの4Ch LANマルチケーブルがイーサコンで再登場。

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ご無沙汰です。

 

前モデル(2009年)「LANケーブルがマルチケーブルに?」では「何それ?」とお騒がせしました。

 

 発表から8年たち、多くの方が同様に手作りされ、もはや「突飛な発想」ではなく、「この方向もアリ」とおなじみになりました。


 たかが4Chではありますが、「小回線の手軽使えるマルチケーブル」のニーズは根強く、深く静かに普及していました。

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10297857139.html 

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10946293728.html


◇このたびのイーサコン対応型で信頼性を向上させました。


久しぶり に製作するチャンスがあり、念願のバージョンアップをはかりました。

 

それは「ファンタム」供給時の安定性、特にコネクタGNDの電気的安定性や抜けない構造に集中しました。 

 

結果は上々、信頼性向上は目を見張るものがあります。 

 

前作ではGND側の接触不良がネックでファンタムを使用することは事実上不可能でしたが、今回はさすがイーサコン、GNDを含めた系全体の接触安定がはかれました。



LAN口はイーサコン受け(一般RJ-45モジュラーも可)


上:MIXER-SIDE 下:MIC-SIDE BOX



使用例
 

(軽く小さいことはいい事だ)

30mのマルチケーブル一式がなんと重量1.7kgと、「超軽量お役立ちグッズ」になりました。

 


 

 

(プロフィール)

 

そもそもこのLANケーブルマルチシステム、は「できるはずだ」 という理屈だけで半信半疑のままLANケーブルを使ってマイク信号(バランス型)を送ってみたところあっけなく使えたことに端を発します。 

 

ならば、と考え付いたのがシールド付きLANケーブル(STPケーブル)を4CHのマルチケーブルとして使えないか、ということでした。


当初の予想をはるかに超える物理特性が測定上確認され、試作、自作される方がいろいろなアイデアを盛り込んで現場に持ち込んだ隠れた音響機材でありました。


あらためて音響機材クラフトの世界に一石を投じます



(使用イーサコン コネクタ)
 

 
①プラグ :NE8MC-B (モジュラーは付属せず)


②レセプタクル :NE8FAH


 



③LANケーブル接続ピンの4Chアナログ振り分け法




                      以上



(お知らせ)
fetⅡ、fetⅡi、fet3 など、ご注文により人気機種の製作を承っておりますのでお問い合わせください (希少となったWM-61Aとオリジナル・パーツで製作)  
(Shinの「ファンタム式パナ改マイク」は従来通りPanasonic WM-61A使用です)


モノ作り日本もっと元気出せ 


【おことわり】

★ここで公開している回路・写真・説明文などは音響家の方、アマチュアの方でハンドメイドまたは試験評価なさる場合の参考として考えております。

★製作物・加工物の性能・機能・安全性などはあくまでも製作される方の責任に帰し、当方(Shin)ではその一切を負いかねます。

★第三者に対する販売等の営利目的としてこのサイトの記事を窃用する事は堅くお断り致します。

★情報はどんどん発信していきます。ご覧いただき、アレンジも良し、パクリも結構です、Shinさん独特のこだわりと非常識を以て音響の世界を刺激してまいります。 

  
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1705 :ファンタム式パナ改マイクロホンはこうして歩んできました

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パナソニックWM-61Aの販売終了から1年半が経ち、オークションでは何と10倍の値段であたりまえに値付けされ、それでも売れている昨今です。

店頭販売時100円だったモノがいかに優秀なカプセルなのか、そこからすべては始まりました。

Shinの提唱する「ファンタム式パナ改マイク」はこのWM-61Aがあってこそ誕生できた高品位マイクロホンです。

 

fetⅡ、 fetⅡi fet3 (旧 measurement fetⅡ)fet V を中心とした機種は「手作りマイクとしては異例の「知る人ぞ知る業務用コンデンサマイク」として久しくなりました。

ヒット作のfetⅡ(fetⅡi も同一デザイン)

 

Linkwitz-MOD(パナ改マイクロホン)の素晴らしい音をXLRコネクタ内に回路を収めたファンタム動作の業務用として超小形で実現できないかとひねりにひねりました。


 回路を変え、デバイスを変え、試作・適正化を繰り返しながら公開デモを経て実用マイクにたどり着いた、それは2010年2月22日。

あれから7年「ファンタム式パナ改マイクはどんな進化をしてきたのでしょう。



(その発想から完成までの足どり)

2009.8.27 Linkwits-MOD(パナ改マイク)の試作

 

2009.11.6 「ファンタム式パナ改マイク」第1号製作

 

2010.1.16 「第2号製作  *fetⅡデザインの原型

 

2010.1..23  「全チップ部品採用」 *作りづらさ、衝撃ノイズのひどさ

 

2010.2.1    「測定用」  *ミニTR採用、ノイトリックXLR内にECMまで収容。

 

2010.2.1    「第4号」製作 *ミニTR採用、10x10mm基板の実現。

 

2010.2.7  「fet1」の製作 *ピアノPA公開評価でメーカー某社高級機を超える。

 

2010.2.22  「fetⅡ発表」 *伝説の手作り業務用マイクとしてロングラン7年を超える。

 

2010.3.1    「Measurement fet1」発表 *「測定用」をfet化、fetⅡと同一回路採用

 

2010.3.8   「Measurement fetⅡ=fet3」発表 *19φ85mmの業務用コンデンサマイクの実現 

 

2017.3.13   「ファンタム式パナ改マイク」って何だ? その進化を追う」 *ここまでの開発の総括記事




ファンタム式パナ改マイク第一号(2009.11.6)


!! 驚きましたよー、今まで必須だった電池箱も不安定なミニプラグからも開放され、普通に接続してファンタムを加えるだけ、「フワーッ」と背景音がきこえた瞬間、その音だけで「次元を超えた!」と歓声を上げました。


マイクはじめての「ファンタム式パナ改マイク」はLineレベル出力でしたので使った人はかなり慌てました。

しかし飛び抜けた高音質とS/Nの良さは生まれつきのキャラクタであります。


マイクノイトリックのXLRコネクタに基板をおさめることにこだわった・・・「絶対にできる」と、挑戦するしかなかった。


ワラをも掴む想いで何べんワラをつかんだ。

出来るまであきらめるものか。 イヤ、これは見ないほうが・・・・



マイクShinの夢と音響家の意見と期待を全面的に取り入れて初めて完成した高性能業務用ピンマイク「fetⅡ」 の試作品が完成。(2009.2.22)

はじめてカタチになったあの「fetⅡ」第1号機

この個体は公開鳴き合わせテストに使った「fet1」のコンデンサを「AVX」

から「WIMA」MKS2に変えただけのものであった。


マイク 原点である形状にこだわったがずいぶん小さなものになった。

「流線型マイクは音がイイ」はウソじゃなかった。

measurement fetⅡ のちに「fet3」と改称

 

(アイデアとバリエーション) *失敗作もあり

2010.6.13   「Direct1」の実験 *ファンタム式パナ改マイクのAMPレスモデル

 

2010.7.10   「WM-61A使用ファンタム式 ハイパー・カーディオイドマイク」の試作

 

2010.12.5   「fetⅡをさんしん(沖縄三線)用クリップオンマイクに試用して 」*楽器用コンタクトマイクを探る。

 

2011.1.8   「fetⅡi」 *三線用クリップオンマイクとして開発、すべての楽器コンタクトマイクとして発表

 

2011.4.16   「BLM fet3」ファンタム式バウンダリーマイクの試作

 

2011.4.30   「fet3のスタイルUP」マイクケース厚を0.5~1.5mmに大幅UP、先端形状UP

 

2011.11.19 「ファンタム式パナ改マイク」の回路整理・簡略化

 

2012.1.27  「fetⅡ」黒色化試作


2013.4.18  fet3 黒色化を高級焼付塗装、匠のワザに

 

2013.6.3   fet3用バウンダリー・アダプタの製作 




2013.6.27  ファンタム式パナ改マイクによるプレッシャー・ゾーンマイクの実験試作

 

2013.8.18 定番FET 2SK30で「ファンタム式パナ改マイク」fetⅡを製作  

 

2013.9.20 「ファンタム式パナ改マイク」 Direct Ⅱを発表

 

2013.12.2  :コネクタ・セパレート型ファンタム式パナ改マイクの試作

 
 

2013.11.12 あの「fetⅡ」のフロントが変わった!手作りマイクのフロントデザイン革命だ

 

2014.2.9  :C・Rだけの平衡出力・・・DIRECT-3の試作

 

2014.2.20  「ファンタム式パナ改マイクロホン」fet V (フェット・ブイ)シリーズ  

 

2014.8.02  WM-61A相当(XCM6035)ファースト・インプレッション  

 

2014.11.27 ファンタム式パナ改マイク(Shinさんマイク)の進化

 

2015.2.14  真空管(一般管)式ファンタムパナ改マイクロホン「Tube X2」前編  

 

2015.3.4     真空管(一般管)式ファンタムパナ改マイクロホン「Tube X2」後編  

   

2015.11.12  あのファンタム式パナ改マイクが単一指向性で登場 「fetⅡuw」 





プレッシャーゾーンマイク(バウンダリー)としてのアプリケーション 

 


 

三線装着を皮切りに楽器用コンタクトマイクとしてfetⅡi が誕生

沖縄のi スタジオさん、琉球三線にこの人あり、ご意見をもとに誕生した。



ファンタム電源をB電源とする真空管式「ファンタムパナ改」マイク




WM-61Aデュアルの単一指向性型f etⅡuW



(ローインピーダンス出力への挑戦)

2012.5.24  「P-fet1」の試作 *P型FET採用にてローインピーダンスOUT

2012.6.28 「LZ-1」発表

2012.9.13  「LZ-1」の改善

2012.10.25 「LZ-Ⅱ」発表 *出力インピーダンス58Ωの高信頼性マイクを実現




完成したLZⅡを200m超のホール内配線を経由して試験、片側はfetⅡ。

(秋田県某ホールにて)


結果、fetⅡは100mを上限に、LZⅡ は200mではビクともしない伝送能力を確認した。


かくして「ファンタム式パナ改」マイクは「Linkwits Mod」から派生はしたものの従来のパナ改マイクの延長線にはありえない独自の進化をしていたのです。


                             以上


 



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1706 :コンデンサマイク・カプセル用正弦波DC-DCコンバータ #1

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DCバイアスカプセルの入手に伴い、完全ノイズレスDC-DCコンバータの実験試作とカプセル適正電圧探査をおこないました。 (正弦波による完全ノイズレス、)

 

スイッチング式電源全盛の時代にあってもこれはスイッチング・ノイズがひどすぎ、コンデンサマイクの成極電源にはまったく使えません、波形が悪すぎ。

またトランス式のアナログDCーDCコンバータも今となってはファンタム電源からの持ち出し電流の大きさを考えると尻込みせざるを得ません。

 

腹をくくって望むのは「ノイズレス」「超低電流動作」、「出力DC電圧目標:130V」「マイク筐体の中に仕込めるモノ」。

思い浮かんだのはアナログ発振回路の基本、ハートレー回路またはコルピッツ発振回路です。

 

最も大切なのは所定の電圧、そしてノイズレス、そして安定性です。

されば「クラップ発振」これなら自励発振、各不安定ファクターに強く案定なことで、かつてハム時代、VFOの自作でさんざん苦労してお世話になった事がある。

 

机上実験ですが、かなり良い結果がでましたので自分の記録を兼ねた記事にします。

 

ただし5.4mAはファンタム持ち出し電流としてはデカイ!、要改善ではあるが今回の第一目的としては十分としたい。

 

 

(回路)

1.発振回路

典型的な「クラップ発振回路」そして「コッククロフト多段整流回路」にしました。

 かつてはトランス使用のブロッキング発振式またはファンタム電圧をそのまま使う方法などでした。現在はハートレー式発振回路が主流になって小型化されていますが・・・

 

・クラップ発振・・・コルピッツ発振回路の改良版で理論値通り動作する。電源電圧・周囲温度や構成回路のインピーダンス変化により発振周波数が影響されにくく波形もキレイな優れた高周波アナログ発振回路です。

発振周波数は125KHZとした。

 

2.昇圧整流回路

「コッククロフト回路」(コッククロフト・ウォルトン回路)=粒子加速器やスタンガンにも用いられる昇圧整流回路によって成極電圧を生成することにした。

10段のコッククロフトにより簡単に134Vを得ています、段数を増やせばまだまだ上がります。

実際に最適となる電圧に近い昇圧段から成極電圧を取り出すため次の実験をおこなった。

 

この整流回路は単に電圧だけ高い用途に用いられ多段になるほど電流は取り出せない。

 

 

このカプセルは67Vで最適値となった。

DCバイアスコンデンサマイクカプセル(34φ)

 

 

(波形)

◎ 正弦波です。

欲を言えばキリがありません、ここまでくれば合格です。

周波数は125KHZ、上等でしょう。

 

 

実験の様子(カットアンドトライのバラック実験です)

 

 

 

(適正電圧の探査)

DCバイアスコンデンサマイクカプセルはかなり広い幅を「推奨成極電圧」として規定されている場合があります、「本当はどうなんだ」と、この探査を行うと意外にも狭い電圧範囲で適正値があることがわかります。

 

それはまるでカメラのフォーカスが「ピシャッ」と合ったときの感覚に似ています。

レンズの「被写界深度」によく似た電圧の許容幅のセンターで「ピピッ」と合焦したときのクリアさは別物です。

 

AMAZONの激安中華マイクBM700を使い、16φの内蔵カプセルをとりはずし、34φDCバイアスコンデンサ・カプセルに換装した。

ファンタムからフィードしたDC48Vを②・③からの4.7Kオームを通じてこのDC-DCコンバータに供給される。

出力される高圧DC電圧はマイクカプセルの成極(バックプレート)に加わるが、カプセルの「適正電圧」がある。

(手順)

①DCーDCコンバータの電源を切ってもケミコンに蓄えられた電圧が徐々に消えるまで音は出続ける。

 

② デジタルテスターでこの出力電圧を監視しながら背景音をモニターすると電圧降下中、マイク感度の上昇する電圧範囲がある。

・何回か繰り返し、感度上昇範囲をつきつめて行くと「感度」「音質」「歪率」の優れた点が見つかる、これには「マイボイス・リアルタイムモニター」がきわめて有効です。


③最良点電圧に最も近い整流出力タップを用い、カプセルへの成極電圧とする。

 

 

 

この次はファンタムからの持ち出し電流を1mA程度に抑え、これを組み込んだな最高度の音質を持つの魅力的なDCバイアス式(34φ)コンデンサマイクをご案内する予定です。

 

                          以上

 

 

 

 

お知らせ)
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1707 :初めてのDCバイアス大口径高品位コンデンサマイク製作記

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念願のヨーロッパ系大口径カプセルの入手から1年、このたびこのブログ初のDCバイアス型コンデンサイクロホンの試作が完成いたしました。

 

ベースにしたのはなんと昨年、爆発的なブームとなったAMAZONの激安中華マイクBM-700です。

 

最大の課題はカプセル成極電圧の問題です。

 外部電源などご法度の世界、ファンタム駆動の準備を前回よりおこなっていました。

記事「1706」でご覧いただいた回路をもとに実験をくりかえし、電流値なども納得できる内容となったので全容をご案内します。

 

双葉 ShinさんのPA工作室はじめてのDCバイアス型コンデンサマイク (回路図)

回路図上側はどこかで見たことのある回路そのままですね。

 

(外観ケース)

AMAZONの中華マイクのケースそのまま、中の基板もソースフォロワー改造してそのまま使っています、

妙な色は避けてシルバー・バージョンを使いました。

 

カプセルはある会社に無理をお願いして入手した優秀なDCバイアス型カプセル、口径は34mm、堂々たるものです。

 

(成極電源)

実は1年前に入手していましたがファンタム電源から成極電圧を作り出す名案を持ち合わせておらずずっと先延ばしになっていました。

 先般より「正弦波発振回路」+「コッククロフト・ウェルトン昇圧整流回路」とで実現性を探っていました。

ファンタム電源は内部抵抗により持ち出し電流を大きくすると供給電圧が大きく下がります。

このため、AMP部との合計5mA程度を実質的な限界値とする必要が有ります。

(ファンタム規格では14mAまで許容されている、でもそんなのに甘えたらロクなマイクにならない)

 

これじゃダメ まだまだ全然ダメ

 

やっと目標達成した回路。

DC-DC部で1.2mA、AMP部が2.5mAだから合計3.7mA。

決して省電流ではないが手を打つことにする。

 

(内部)

中華 BM700の基板流用

 

ノイズレスDC-DCコンバータ基板

 

(音質)

文句ナシ、U-87と正面勝負できるiSKのBM-600との比較でも両者の区別はつかないほどです。

初めて自作したDCバイアスコンデンサマイクはかくして成功を見ました。

 

(あとがき) くま

1.DCバイアス型大口径コンデンサマイクの自作は欧米では大変盛んですが日本では皆無に等しい状況です。

私はこの状況をなんとか打ち破りたい、そんな想いを持ち続けていました。

おそらくカプセル入手が絶望的なこと、入力回路の超高抵抗または専用FET入手のこと、そしてファンタム動作のためのハードルと、しかしやはりカプセル入手の件は決定的です。

必要な人には手に入る、というのが私の夢でありました、今回入手に協力いただいた会社のかたにお願いして是非ともそれを実現したい。

なぜならば、この音質のマイクロホンを、そして手間ひまかけてでも自分だけの世界に通じる最高品質のコンデンサマイクを手作りできたら、それはなんて素晴らしいことでしょうか。

追いかければ実現してこそ「夢」なのだとShinは思います。

 

2.市販のDC-DCコンバータはスイッチングレギュレータ方式の為、スイッチングノイズがひどく絶対にマイクには使用できません。

どんなにめんどうでも正弦波DC-DCコンバータであることは最強です。

 

3.成極電圧供給用にはタクマンのメタルグレース抵抗 1Gオームを使用しています。

http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=8BUR-TFKK  

大変高価ですが低い値ではどうしても低域が思うように出てくれません。

 

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1708 :高品位新型1インチ大口径カプセル採用DIYマイクロホン

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さくら 大口径コンデンサマイクの自作は欧米では普通のこと。

しかし日本国内ではほぼ絶望的でした、しかし・・・・・


 昨年、ご紹介した「大口径ECMカプセル」、1インチのKT-2578ECおよび2564を使用した実例をご紹介しました。

KT2578ECはフラットな特性、2568ECは高域にプレゼンスピークを持つのが特徴。

このたびKT2578ECがグレードアップしたという情報で、さっそく入手した新型の「KT2578EC-MK2」これは凄い!カプセルメーカーが本気で吠えた作品だ。

 

何が凄いって、前号でご紹介したヨーロッパ系、某DCバイアスコンデンサマイク・カプセルや国内外の高級コンデンサマイクとの録音比較でも俄然のパフォーマンスを見せており、世の高級マイクと対等の実力を持ちます。

 

(KOWA社のHPより)



 

入手先は興和テクノロジー https://www.kouwa-tech.tokyo/index.html  です。

大変丁寧な対応が印象的です。

独(ドイツ)製、数量は限定のようです。

 


 

ECMエレクトレット・コンデンサマイクを「100円マイク」だと認識されているあなた、素直に真実を知ってください)

6φ~10φの無指向性ECM部品などではありません、カプセル専業メーカーが本気で取り組んだ珠玉のような大口径単一指向性ECMの実力にぜひ触れてください。

ぴか保管上のご注意 : 

高性能コンデンサマイクはECMでも同じです。

せっかくのカプセルを劣化させますので高温多湿を避け、適切な環境条件での使用、保管が必要です。


 


試作したマイクロホン

 

(録音比較テスト)


私の琉球唄三線演奏+ナレーションによるテスト

 


 

試作)

AMAZON激安コンデンサマイク・シリーズのBM700をベースにして大口径コンデンサマイクとして大改造した。

定番のツェナーダイオード外し、ソースフォロワ、カップリングコンデンサの換装。

(セラコンはWIMA MKS-2 フィルムコンに交換)

 


 

2個のケミコンも東信Jovial オーディオ用に交換

 



暑さ1mmのゴムシートをケース内に張り、鳴きをダンプ。

 


この水まわり部品(SANEI PU7-67S-25 袋ナット)をカプセル

マウンターとしてカプセルの質量増加をはかります。

 

これによってタッチノイズと鳴きを防止すると同時に音にエネル

ギー感を加えます


 故 江川三郎先生の「メカニカルアース」理論のマイクロホン版と考えるべきか。



カプセル取り付け床面からの逆相的反射音防止の

フェルトくずでこしらえたエリマキを巻き、床に張った。

 

(これによって音がビシッと締まりました)

 

マウント金属とカプセルのGND処理が肝心、ノイズレスのかなめです。 

 

 


 

 


(回路図)

 


 

(音)・・・Shinが感ずるままに評価します。

 

 

出力レベルは高めかつS/Nが良いため非常にグレードの高い音である。

 

 

SONY C-38Bとの比較においては十分同等以上のパフォーマンスであり、

  出力レベルの高いこちらのマイクのほうが使いやすいことはいうまでもない。

 

AKG C-451Bとの比較では圧倒的にこちらのマイクに軍 配が挙がる。

 

  中高域は同等だが低域は比較にならないくらい豊かで美しく伸びている。

 

③「ノイマンの音がする」と噂の isk BM-600との比較では「互角」。微小な相違は個性、どちらも卓越した高品位な音です。

 

(前回初めて製作したDCバイアス型コンデンサマイクともまったく同じことが言えるようです)

 

④コンデンサの交換でスピード感のある現代的な音にブラッシュUPされた。

 しかし元々のチップコンのままの、どちらかといえば「モッサリ」した渋い音も和楽器、ウッドベース、ナレーションなどで味わい深いものがあるでしょう、これはこれで良いと思います。

 

ここが「音創り」の妙味というやつ、楽器作りにも似た理屈ではない深い世界。

 

しかし、そこまで手作りマイクで達することのできること自身、このカプセルの本気度は半端じゃないと言えます。

 


 

 

さくら あとがき

KT2578EC-MK2(20~20000HZ)はこれまで私が手にした単一指向性ECMカプセルの中では最も魅力的で優れたカプセルでしょう。

 

このマイクを体験したならば「ECMは安物」などと言う人はもうどこにも居ないと思います。

 

 

販売終了されたパナソニックのWM-61A=無指向性ECM)がいまごろになって10倍の値段になり、1袋2,000円近くに、それでも取引されているのを見るにつけ、「いいものはいい」と自分の目・耳で判断してほしいものです。

 

 

単一指向性、といえば、自分のところにかつてパナソニックのライナップにあったWM-65A 103 とWM-55A 103が相当数ありますが両者ともナローレンジであるため私には使いみちがまったくありません。

必要な方はメールくだされば切手82円+返信切手にてお分けします。

 

つまり単一指向性カプセルは理論的に低域が出ない、それをここまで作り込んだ今回のKT-2578EC-MK2の凄さはマイクの自作をされる方にはぜひ味わっていただきたい、そんな一品です。

 

                             以上

 

 

 

 


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1709 :34ΦラージダイアフラムKT3412C-04採用DCバイアスコンデンサマイク試作

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ご注意! ラージダイアフラム・DCバイアス・コンデンサカプセルは気軽な「手作りマイク」の材料ではありません。

むきだしの金蒸着大型ダイアフラムに一切触れる事なく無傷で1本のマイクロホンを作り上げることはノイマン、AKG、など主なコンデンサマイクの修理経験などをお持ちだとしても、その難易度の高さにより一からの製作はかなりのリスクと覚悟が必要です。

想定外のハプニングやダメージは簡単に発生しますが、あらゆる事が自己責任の世界です。

(Shinもダイアフラム金蒸着にキズ付けてしまい1個再購入しました)

また、私の試作はこのカプセルを使った一作例としてご紹介します。

 

 

 

ラージダイアフラムコンデンサマイク・カプセルの入手が可能となったいま注目すべき新型ダイアフラム・DCバイアスカプセルが登場しました。

前作はECM 前々作はDCバイアス型 、それぞれラージダイアフラム・ コンデンサマイクの製作をご紹介しました。

今回は新設計カプセルを使用した試作をおこないました。

今回のカプセルは興和テクノロジーKT3412C-04という34φラージダイアフラム・カプセル、これは中心の電極部にネジを用いず、円周部に接続部を移した構造になっています。

金蒸着の美しいダイアフラムは魅惑の音を醸し出すエンジンです。

 

今回はAMP部も自作とし、音質で定評のある私の「ファンタム式パナ改マイクロホン」の回路をそのまま採用いました。

 

 

(使用ダイアフラム・カプセルについて)

KOWA KT3412C-04   (右側:オモテ面  左側:裏面)

安価なコンデンサマイクが1本買える値段ですが音質はカプセル価格の10倍以上のパフォーマンスを示します。
 

 

ドイツの工場で組み立てられたこのダイアフラム・カプセルは中国言語圏の熟練技術者による飛び抜けた感性により繊細チューニングが施された一級品。

マイクロホンクラフトの極み・・・・挑戦できる方のみが対象です。



入手法など詳細はこちらを確認ください

興和テクノロジー: https://www.kouwa-tech.tokyo/contact.html    


 

 完成したマイクロホン

34φ新型ラージダイアフラムDCバイアスカプセル(KT3412C-04)採用のサイドアドレス・コンデンサマイク

 

(自作記録)


によって 「中華マイク」の基板流用改造を考えたが自分には「アレ」があるじゃないか、と今回は「ファンタム式パナ改マイク」の回路をそのまま使用した。

正弦波とはいえ高周波発振部を抱えているので回路・配線・実装上でEMI、EMCの配慮・対策をおこなってあります。

 

(回路)

 


リラックマ 注目ポイントがいくつかあります。

1.ファンタム式パナ改マイクの回路、低雑音、低ひずみ、広範囲な動作電圧に対応します。

2.出力インピーダンスがやや高めに設計されていますのでスタジオ向きです。

  長距離仕様には「LZⅡ」の回路の使用があります。

 

3.50V以上の高圧DCを使用しますので、「高圧注意」シールを内部に貼りました。

 

4.回路電流は何が何でも「4mA未満」に抑えて所定の供給電圧をキープさせた。

 

5.前述のEMI、EMC対策上、中華マイクのケースにAMP部基板とDC-DCコンバータ・昇圧基板を背中合わせに配置し、銅板により基板間を遮蔽した。

また、両者の迷走電流のいたずらキャンセルのため1点接地を励行。

 

製作時はダイアフラム面にさわらないよう、周囲のものが触れないよう、面の前後をボール紙で作ったフタをして作業を進めました。

 

 

AMP基板側


 

 

 

DC-DCコンバータ、昇圧整流基板側


 

 

ダイアフラム・カプセルを含む内部の様子

・スクリーンメッシュ内側床面にフェルトをドーナツ状にしたものを貼り、逆相音反射対策をおこなった、この効果はてきめんです。

 

中華マイクのケース鳴き防止のため、内部にゴムシートを張り詰めた

 

 

(ダイアフラム・カプセルの取付法)

今回、私の場合上図のとおりでです。

ケーブルタイが不適正だと固定が不完全だったり、サイズが大きすぎると収納できないばかりか、ダイアフラムに傷をつけてしまいます。

 

(音)

カプセル見たままの音が出るのがマイクロホンの不思議なところです。

このKT3412Cー04はさすが、素晴らしい素性のカプセルです。

例えるならばAKG 414XLSの音を彷彿させます。

 

                                         以上

 

 


お知らせ)
fetⅡ、fetⅡi、fet3 、fet Vなど、ご注文により人気機種の製作を承っておりますのでお問い合わせください (希少となったWM-61Aとオリジナル・パーツで製作)  
(Shinの「ファンタム式パナ改マイク」は従来通りPanasonic WM-61A使用です)

 

 

 

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【おことわり】

★ここで公開している回路・写真・説明文などは音響家の方、アマチュアの方でハンドメイドまたは試験評価なさる場合の参考として考えております。

★製作物・加工物の性能・機能・安全性などはあくまでも製作される方の責任に帰し、当方(Shin)ではその一切を負いかねます。

★第三者に対する販売等の営利目的としてこのサイトの記事を窃用する事は堅くお断り致します。

★情報はどんどん発信していきます。ご覧いただき、アレンジも良し、パクリも結構です、Shinさん独特のこだわりと非常識を以て音響の世界を刺激してまいります。 

  
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1710 :巨大出力レベルのコンデンサマイクがあったっていいじゃないか

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5V P-P以上、巨大出力のマイクって変ですか?

 

それっていきなりパワーAMPが鳴っちゃうマイクってことじゃん・・・

 

 

びっくり 巨大レベルにマイクプリもレコーダもビックリ

 

使い方は決めませんが、アイデアでいろいろと・・・・・

 

 

 

2009年10月はじめてお目見えした「ファンタム式パナ改マイク」はなんとラインレベルをはるかに超える出力の「トンデモマイク」でした。

 その後現場に投入しながら普通のマイクになっていきました。

最近、先輩から大きいことはいいことだ、「ラインレベル、歓迎じゃないか」という話をいただき、「ハッと」した次第。


当時の記録をもとに再現してみました。

超小形モノ自作のかんどころも是非ご参考ください


  

【温故知新】

今回は2009年10月の「ファンタム式パナ改1号機」から翌年2月の「第4号」までこの方向だったんです。

 

その後誕生したfetⅡなどに対する評価など毛頭考えることはなく、ノイトリックの旧タイプXLRコネクタ内にファンタム動作のマイクAMPを収めることに必死でした。

 

くるくる2 この空間はその後、私にとっての小宇宙、自分の住処のように思えるようになってきました。

 

当時の残骸もどこかにあるはずだ、と・・・・ありました、完動状態で。 



中身は当時の記事を参照ください。

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10435548950.html



 

【XLRコネクタを住まいにするこだわり】

・当初より最大課題としているテーマですので「勘所」があります。

 

「より小さく」を意識的に行わない限り「なりゆき自作」ではこの基板サイズは2倍以上になりますので当然XLRコネクタに収めることは不可能です。

 


 

 

(超小型へのこだわり)

上:2010年1月版・・・はじめてXLRコネクタ内にAMP部を組込むことができた現物
下:今回の復刻版・・・余裕をもって実装できているのがお分かりになると思います

 

(使用部品をさらに小型化、ジャンパ線のない配置をおこないました)


 

(回路図)


※0dB~+4dBのラインレベルに規制するには出力②③間に600Ω程度の抵抗で終端してやると扱いやすいです。

 

 

 
(パーツの特徴)・・・部品サイズが命です

・2SC1740 s はミニサイズTRですが2SC1815でも十分実装できます・・・(1740 sは共立)

 

・抵抗はすべて金属皮膜1/4Wミニサイズ(1/8Wサイズに相当)・・・(千石電商)

 

・コンデンサはオーディオ用ミニサイズケミコン(ニチコン UMW型)・・・(千石電商)


 

(実装の特徴)

・2.5mmピッチ基板、部品実装部は1個の穴まで無駄なく使い切ります。

 

・ジャンパー線は入力分の黒GND線1本のみ、配置だけで決めていきます。

 

・ この場合「チップ部品」は何の役にもたちません、「リードタイプ」の部品で攻めます。

 

(参考)nichicon UMW シリーズ超小型ケミコン

http://www.nichicon.co.jp/products/alm_mini/alm_mini_daia_f.htm  


 

電球2mau音質のグレードUPをおこなうには

・回路中1μFのケミコンをWIMA 63V 1μFに。

・2SC1740 LNなどローノイズTRの選択でSN比改善を。

 


 

 

(あとがき)

今回は「High Output Lebel」が課題ですので音質に重点をおいていません、

しかしそこは「ファンタム式パナ改マイク」の原型、貴方をうならせる音には変わりません。

 

当時(2009~2010年)「何が何でもXLRの中に」の必死さが思い起こされ伝わってくる。

 

知らず知らず「とんでもないモノを作っていたんだ」といま知った。

マイクロホン先端部分は2009年からのShinオリジナル、マル秘事項につき公開はご容赦ください。

 

     以上

 

 

 

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1711 :リボンマイク MXL R-144を高級マイクに変身させる弩級トランスがある

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バブルの頃から復活の兆しを見せはじめたのがリボンマイクである。

一旦絶滅したマイクロホン方式がここまで完全復活した例はほかにはありません。 

 

「定番」と呼ばれるようになった新しい時代のリボンマイクがある。

 

MXL R144を中心としたネオジウム・マグネットの新設計、安価リボンマイクです。

 

タッチノイズの激しさを除けばリボンマイクの音がする。

デザインの違いはあっても音質はほぼ同一の板っペラリボンマイクは共通して「ドロン」とした低域と萎えた高域が特徴的です。

 

したがってRCA 77DXや東芝 Bベロほかアルニコの「オールドリボンからすると俄然もの足りなさを感ずる。

それは「作りっぱなしリボンマイク」の決定的な課題であろう。

手ざわり感覚すらない1.8ミクロン厚のアルミ箔を自由に操ること自体普通ではないがそれがリボンマイク職人の仕事であるが、出たとこ勝負の仕事にしか見えない。

 

1万円なのだから・・・と区別する必要はない、マイクはすべて同じ土俵に上がった力士のようなもの、マイクロホンは平等、貴賎はない(はず)。

そんな格安・定番リボンマイクを高級機に変身させる方法に「トランス換装」がある。

音創り研究会のTRM-1、キリッツとした低域と力強い中域、艶のある高域が手に入ります。

 

4つ葉 R144の欠陥である「タッチノイズ」「ケース鳴き」については2年前の記事で解決させているのでこちらをご参考ください。

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12097139179.html


4つ葉 さらに2年前のこの後編記事ではタッチノイズ・ケース鳴きの排除に加えてRCAのコピーであるトランス、EDCORの「RMX-1」に換装した高音質化をおこなっておりトランス換装でリボンマイクの表情を一変させることが証明されている。

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12104997363.html

 

4つ葉 高域反射板追加

オールドリボンマイクでは必ず備えている「高域反射構造」はネオジウムのニュー・リボンマイクにはまず見当たらないが。

大変簡単な内容でも効果は大きいのでご参考ください。

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12240118422.html

 

高域反射板アリ・ナシの高域端(ハイエンド)の違いに注目

私が「マイボイス・リアルタイムモニター」で調整していくと77DXに似た高域の表情から国産、東芝Bベロの高域表情に酷似して変わっていくから不思議です

 

2つの銘機の決定的違いは日米言語による違いです。

 

Bベロは母音言語適正。 77DXは子音言語適正という特徴を持っており中~低域の音作りメカニズムが複雑かつ独特である。  

 

両者の設計思考の違いはいま見るとあらためて興味深い。

 

東芝Bベロ、RCA77DX(Bポジ)の高域端(ハイエンド)に注目

 

 

 

 

さらにその後、集団開発したリボンマイクトランス

 

 

TRM-1が凄い!

私もメンバーのひとりである「音創り研究会」=アマチュア無線集団の開発したリボンマイク用トランスがそれです。

私も音決めに加わって開発したのが「TRM-1」です

http://akkeshi.cocolog-nifty.com/blog/files/trm1.pdf

 

残りわずか ですのでリボンマイクキットの時のような悔しい思いをする前に「今は要らないけど・・・」の方も在庫のあるうちに手を打ってください、多くの方からの強いリクエストによる再生産分ですが在庫限り、再販売の予定はありません。

 

今ならこちらから入手できます

http://www16.plala.or.jp/ja1bbp/SCS_sale_2016.html

 

 

ワイアレス 音響家が知るチャンスはありませんが

 

 

アマチュア無線の世界では「音響」とは比較にならないくらいリボンマイクが好まれて使用されています。

 

 

 

 

 

(試聴テストに使用した各種リボンマイクトランス)

右列は3種類の試作サンプル品・・・どれもひと味違うなかTRM-1モデルは異彩を放っていた。

鳴き合わせ試聴テストを繰り返し、激しい議論の末、右上のTRM-1モデルで決定

 

TRM-1とは

 

既存のリボンマイクすべての音質を飛躍的に改善することが目的。

この珍しいトランスは2つの目的で、会の全員が関わり開発しました。

 

まずは「R-144」の換装用、もう1つはリボンマイクキット「DRM-02」用途を狙いました。 

 

LUNDAHLの半額強、EDCORより100円高いですが内容的にはかなり異なり、こんな話があります。


TRM-1が完成したのち、トランス開発担当者は自身所有のLUNDAHLのリボンマイク用トランスを特価で処分している。

 

「名トランス」の地位をほしいままにするLUNDAHLもこうした扱いとなった。

 

 

 しかしそれは試作・試聴段階ですでに結論が出ておりTRM-1は驚愕の実力を見せていたからです。

 

 

マイクロホンの音は言語圏により音質的特徴が異なりますがリボンマイクはそれが極端に強くあらわれるようです。

 

 

母音言語である日本語を意識して作られたMade in japanのトランスはいまどき例がないでしょう。

 

 

TRM-1 リボンマイク専用高品位トランス(既存マイク換装用)

「響」という「和」のテイストを持つMade in Japanの傑作トランスをお試しあれ。




弩級!このぶっといのが一次巻線となり10ターン巻いてある。(一次側巻線抵抗0.1Ω以下)

 

巻数比は一般に1:37であるのに対し1:50。

結果、見かけ利得で約2dBあり、実使用でもこの2dBの差は大きい

 

ぶっとい巻線が短絡同然のアルミリボン振動板からのナノボルト単位の発電出力をガッチリ受け止めてくれる。

 

だからこのトランスのピュアな力強い音は他に例を見ないものとなる。

 

(20~20000HZとしているが実測では100KHZ以上までフラットです)

 

 


 結果

これによって音質の改善されたすべてのリボンマイクは未改造の新品と比較してみてください。

したがってShinは結果報告はおこないません。

未知数の結果は各位が答えを出してください、それは素晴らしいものである事を確信しております。
 

 

(余録)

昨冬TRM-1の開発途中、おなじく開発中のリボンマイクキットの試作品を持込んで・・・、

また昨秋もTRM-1搭載の同一マイクが冬・秋2回にわたって津軽三味線のホールPAで比較試聴された。

いずれも各種・各方式マイクが多数用いられた。

終了後、ノイマンU87との甲乙が話題となったのはこのトランス、TRM-1搭載の自作リボンマイクであった。

2回ともそれぞれ違うプロ・オーディオメーカーから熱く詳しくこの内容の説明を求められ、1社は代表的なマイクメーカーであった。

 

 

本気度半端じゃないリボンマイク専用トランスをご紹介しました。

 


 

仏に魂を入れられるのはあなたです。

                                        以上

 

 

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1712 :誤ったセッティングの見せマイクを根絶しよう

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見せマイクの置き方に異常がみられるようになって久しいが。

 

決定的な事例はTBS-TVの木曜深夜の番組「ゴロウデラックス」です。

番組URL:http://www.tbs.co.jp/goro-dx/

 

専門知識のない演出家の「思い込み」セッティング、それは文化の破壊者以外の何者でもありません。

 

引き合いに出して申し訳ないが再三の申し入れにも「知らぬ存ぜぬ」 を決め込んで改善の見通しさえなく現在なお推移しているのでご一緒に皆様と考えてみましょう。

 

「ダミーマイク」がいけない、と言っているのではありません。

正しいセッティングをせよ。

だからダミーです。

 

影響はこんなところに

 

 

同YOUTUBE動画 https://www.youtube.com/watch?v=2ZYBJtJmCr4

 

YモバイルのCMでは目をふさぎたくなるこの映像が流れ続け、これには私を含め音響関係者の強い抗議によってこのCMは止んだ。

 

双葉 歴史的にはノイマン KM-85やSONY C-36Pなど棒状のサイドアドレスマイクのセッティングを誤った事例がかなりある、と聞いていますがそれは使用ミス。

これは確信犯です。

 

さらに影響はこんなところにも(YOUTUBEにて)

この層は専門知識を持ちません。

すべて大人の生き写しです。

しかし将来を担う金の玉子でもあります。

 

これには知識をもたない売り手側の責任もおおきい

 

                        以上

 

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1713 :ファンタム式パナ改マイクの単純化 省電流バージョン

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単純に進化させました。

ファンタム式パナ改マイクは7年間、これまでも何度か進化してきました。

進化の可能性はまだまだ考えられますが安全、安定で裏実績のあるバージョンをご紹介します。

 

 

 

fetⅡ を始めとするどファンタム式パナ改マイクの消費電流は2.2mA(48V供給時)程度です。

一方、ノイマンU87では0.8mAです。

さて今回の省電流化は1.1mAと健闘しています。

 

コンデンサマイクロホンの省電力化はオームの法則により、内蔵マイクAMPのより高電圧動作をキープすることになるため本質的に歓迎と言えます。

 

(回路図)

※Shinさんのマイクはオリジナル基板を作りません、理由があるのです。

 

 

基板横から、実にシンプルです

 

基板裏から、パターンは有りません、GNDジャンパー1本追加されるだけです。

 

160円の「ウィンドジャマー」={ファー」もなかなかです。

 

(解説)

従来の「ファンタム式パナ改マイク」では②③から47kΩを通じたフィーード回路及び10KΩのブリーダー抵抗により約9VのECM用電源を構成しています。

 

今回の簡略版ではソース抵抗(1.5kΩ)から約1.6Vを供給、ECMのスペックを十分クリアする電圧を得ています。

 

ひとつだけ・・・Max SPL(最大音圧レベル)の問題だけがいまのところ不明。

(6~7年前は130dB/Aの音出しが可能でしたので超高音圧データをとれましたが今同じことをやったら即110番されますので出来ません。

 

ECMのドレイン電圧が9V台から1.6Vに変わりますのでていますが超爆音を避ければ問題なくイケるはずです。

 

                                   以上

 

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Coming soon

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お礼

このブログは2009年6月11日開設以来

先月5月13日 累計アクセス数600万を迎えることができました。

これまでの皆様の叱咤激励に深く感謝申し上げます。

さらに1,000万めざして精進してまいりますのでよろしくお願い致します。

 

 

(2017.5.31集計にて6,026,903アクセス)        管理人 Shin

 

 

 

Comming Soon


ShinさんのPA工作室

次の記事更新までいましばらくお待ちください  (Shin)

 

1714 :自作マイクロホンのフロントメッシュ絞り加工

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手作りマイクの

あの無骨さをなんとかしたい・・・と最初に思った。

 

前面に黒い不織布が張られたむき出しのECM。

いかにも不細工なこれまでの「自作マイク」、無言なるその共通デザインに甘んじていたくない。

 

何とかしてメーカー同等のフロントにしたい、海外クラフトマン達のこだわりに学びたい、そんな想いだけが先走った。

そこで取り組んだのが「金属メッシュの型絞り加工」によるフロントデザインのUPです。

しかし工作機械など有るわけもない、素手で突撃だ。

 

(このブログトップの写真がそのころの銅メッシュ絞り例です)

 

 

双葉 新旧fetⅡの外観

もう元には戻れない。

 

 

大きな銅メッシュで練習開始(2012年)

 

【練習作】

徐々に小さなものへ・・・

絞り治具になるスクラップ材を東京大田区の町工場から手に入れたり、スケールの穴を使ったり試行錯誤の連続。

そしてfetⅡクラスの小口径マイクフロントに安定的な絞り加工のメドがついた。(2013年)

 

 

fetⅡへの応用実際 】

ステンレス、100メッシュを小さく切りスケールの穴などを使ってドリルのお尻

などでグリグリと押し出し成形する。(Max 5mm程度で良い)

 

このとき上下左右・対角線にやや深く切れ目を入れる。

これが全円周にシワを作らず円形絞りを成功させる秘訣です。

 

ザンネン 失敗  周囲に切れ目なしで押出し成形したものは必ず円周にシワが生じてしまう。

円周の1箇所にでもちぢれジワか出来たらモノになりません。

この作業はかなりコツがあるので習得には結構失敗を繰り返すはずです。

 

 

3線式改造したWM-61A

半田済電極部はエポキシ系接着剤で固定、十分絶縁しておく。

 

周囲を円形に切り取った絞り済みメッシュでカプセル前面をスッポリ包む。

 

カプセル収納筒(マイク前面)にメッシュで包まれたカプセルを収納する。

編のワイアーがはみ出ないように丁寧にメッシュを押し込む。

 

このときマイクカプセルが正面を向くように、フロントのメッシュ盛り上がりが美しく先端が整っていること。

コツがあるけどやるつもりになればできる。

 

位置は決まり、形が整ったら裏側(リード線側からエポキシ接着剤をカプセルとメッシュが固定出来るよう妻楊枝など使って綺麗に流し込む。

 

 

fetⅡ にフロントメッシュ追加完成

メッシュは「カチッ」と固定できています。

 

いろいろ応用できる。

 

 

思ったことは必ず叶うんですね

やるか やらないか  

ただそれだけじゃないのかなー

 

                      以上

 

 

 

 

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1715 :ビンテージリボンマイク修理記録Ⅱ RCA-77DX

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RCA77DX リボンマイク 2本目の修理記録

1年ぶりにRCA-77DXを修理(手術)する機会がありました。

ある有名タレントからの依頼でした。

昨年の記事「1617:RCA-77DXの蘇生・復元記録」をたよりに連絡くださったとのこと。

外観コンデションも比較的良くヤル気の湧く個体でした。

 

(修理完成したRCA-77DX)

台風 普遍のオーラを放ちます。

 

今回のマイクロホン手術は

「感度落ち」ということで作業環境のある場所(秋葉原 ナノラボ)で聴かせていただくと、およそ10dB程度のレベル低下がみられました。

入手経路を伺うと海外ではないかと思われることと、状態から過去に分解の跡が確認されました。

所有者にモーター部の状態とヘッドホンモニター確認いただきお預りすることにしました。

 

(お預かりした状態のRCA-77DX)

およそ70年の歳月、お疲れの様子です。

でもお歳なりにいい顔です、このオーラを感ずるのは私だけだろうか・・・

 

おやっフロント側からケーブルが出ていますよ、修理を試みた方が誤って下部を逆付けしたのでしょう・・・・。

とすると誰か人の手が入っているわけだ。

何があっても不思議ではない、私自身の土俵で心して修理します。

 

※修理に集中していた為、作業記録写真の少ないのは反省点です。

 

RCA77DX機構図 (RCA公開資料より)

 

診断

リボン、磁極当たりはナシ、とにかく伸びています。

 

修理 

(リボン調整)

まず健康で心身さわやかなとき以外リボンまわりを触る事は厳禁です。

いざとなったら1.8ミクロン厚アルミ箔材からの切り出しを含めた「リボンの全面貼り張替えによる蘇生」に自信を持って覚悟してからでないと、ここからの工程は超危険行為です。

 

1.まず必要なのは「リアルタイムモニター」、周囲騒音が頼りです。

 

2.リボン上下の「Ribbon clamp screw」をゆるめて竹ピンセットで上方向に丁寧に引き上げた。

(1回緩めて、リボンを置き直したあと再度ネジを締めると俄然感度が上がるのは良く知られたリボンマイク独特の構造的問題でもある)

左右の磁極にリボンが触れないよう爪楊枝を使ってさらに微調整しながら音声を決めていった。

 

3.ネジは片ネジ、必要により両ネジ、と緩め、仮固定と繰り返しながらテンションの調整、さわりながら激変する音を聴きながら答えを出さねばならない。

 

4.これは「マイボイス・リアルタイムモニター」でしか決められないでしょう。

また、77DXの音を知っていることが大前提、全身全霊のチューニングです。

リファレンスの77DXがこれほど役にたつとは。

 

(リボンマイクの調整でドライバーを使う時は「マグネット」の吸引にはくれぐれも注意が必要です)

 

かくして満足できる77DXの音が帰ってきた。

短かく細いリボン、それでこの高感度は感動モノなんです。

 

※微鉄粉の除去

リボンにさわるほどの大きさではないが、長い年月のうちに混入するのが埃である、なかには微鉄粉が含まれることもあり、磁極部に2粒ほど確認された。

磁石同士の吸引事故に最善の注意を払い「ネオジウム磁石」を使った吸い取りで微鉄粉除去をおこなった。

 

(ケーブル交換)

上の写真のように痛み果てているケーブルの交換です。

茶色のこのケーブルは最近国内モノも現れてきたが、やはりそこは(米)BELDENであろう。

BELDEN8402・・・・オリジナルと全く同色、径がオリジナルの7.5Φに対しやや細い6.5Φだが交換のしやすさではこの方が良い、ゴム引きケーブルの質もほぼ同一でありこれ以上のものはないだろう。

 

(出力インピーダンス)

RCA公開資料より

巻数比の高い250Ωで決定、感度を落とす理由が見当たらない。

 

 

かくして完成だが、仕上げのリボン調整をおこなった。

 

(指向性切り替え)

 

【指向性切り替えと回転シャッターとの関係】

最終確認として6ポジションの指向性確認(スリットをふさぎ各指向性を得る構造)それぞれ独特の音、特性を持つ。

 

 

RCA-77DX公開取説より

 

全行程を完了し、修理は完全に終了ました。


ビンテージ品を取扱う上でオリジナルパーツの代替えはないことを肝に銘じ絶対に紛失しないよう細心の注意をはらった、ネジ1本でもビンテージのマイナス・インチネジ、年老いた代わりなどあり得ない。
ケーブルの交換はオリジナルまたは完全互換品に注力、劣化したコネクタはSWITCH CRAFTにと、さりげなくバランスをとったアメリカン・テイストにこだわった。

 

                     以上

 

お知らせ)
fetⅡ、fetⅡi、fet3 、fet Vなど、ご注文により人気機種の製作を承っておりますのでお問い合わせください (希少となったWM-61Aとオリジナル・パーツで製作)  
(Shinの「ファンタム式パナ改マイク」は従来通りPanasonic WM-61A使用です)

 

 

モノ作り日本もっと元気出せ 

 

【おことわり】

★ここで公開している回路・写真・説明文などは音響家の方、アマチュアの方でハンドメイドまたは試験評価なさる場合の参考として考えております。

★製作物・加工物の性能・機能・安全性などはあくまでも製作される方の責任に帰し、当方(Shin)ではその一切を負いかねます。

★第三者に対する販売等の営利目的としてこのサイトの記事を窃用する事は堅くお断り致します。

★情報はどんどん発信していきます。ご覧いただき、アレンジも良し、パクリも結構です、Shinさん独特のこだわりと非常識を以て音響の世界を刺激してまいります。 

  
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ご意見やご質問はこちらから宜しくお願いいたします
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メールはこちらから sound_ai@xk9.so-net.ne.jp 

1716 :ファンタム式パナ改マイク  fetⅡ Limted

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あの fetⅡ にさらなる伝説が

 

希少となったWM-61Aの優れた音はやはり代替え品や類似品、さらにコピー品では届かず、奇跡のカプセルとなりました。

 

この幻のWM61Aを使い、世界のいかなるスモールダイアフラムマイクともガチで勝負できる唯一の手作りマイクロホン。

「ファンタム式パナ改マイク:fetⅡ 」 このマイクにさらに磨きをかけて贅を尽くしたモデルです。

 

まずはプロフィールをどうぞ。

双葉 代替品を許さず頑固に貴重なWM-61Aの3線式改造、ソースフォロワー使用

双葉 使用抵抗はすべて別格の音質を誇るタクマンの金属皮膜抵抗「REY」を使用

双葉細ケーブルは言わずと知れたBELDEN 1804A(銀メッキOFC)

 

その音は?

あのfetⅡの音、それをさらにオフマイクでは風のような透明感と、オンマイクでは芯のズ太いプレミアムマイクが完成しました。

 

回路図

基板

大きく異なるのは抵抗(タクマンREY)の大きさです。

フルサイズの1/4W型ですので基板上の背丈を最低にしない限りXLRコネクタに収納できません。(下写真の通りです)

 

上:KOA 1/4Wミニサイズ金属皮膜抵抗

下:タクマンREY 1/4W金属皮膜抵抗

 

ケーブル

BELDEN 1804A:

4芯編組です、素線は銀メッキOFC銅線が使われています。

Mogami 3031よりやや太く、実測で3Φといったところです。

 

配線には銀入りハンダを使用。

 

(あとがき)

「線やハンダで音が変わる」という巷のウワサにはわりあいと懐疑的に接してまいりましたが、今回の製作でそれが事実である事を見せつけられました、抵抗による音の差もしかり、歴然としています。

 

                            以上

 

 

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(Shinの「ファンタム式パナ改マイク」は従来通りPanasonic WM-61A使用です)

 

 

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