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Channel: ShinさんのPA工作室 (Shin's PA workshop)
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2304 :マイクロ・トランス使用ファンタム式MEMSマイク 第2編

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【ご注意】

★情報はどんどん発信していきます。ご覧いただき、アレンジも良し、パクリもOKです。

ただし記事から得た情報の利用公開については出典・引用をあきらかに、管理人の指示に従ってください。

 

 


第1編より

 

  たどり着いた。 (音・出力インピーダンス)

 

出力インピーダンスは200Ω台をクリアとして152Ωを達成

  (出力インピーダンス測定は「抵抗置換法」 at 1KHz)

 

 

「ProbeⅡ」型トランス式MEMSマイク試作機「V-5」

 

 

これでもう1本のProbeⅡ としてトランス式のProbeT の完成が見えてきた、まだ先がある。

 

音質の同一性を見ながら実験を進めた・・・たどりついた。

そして「試作V-5」ではProbeⅡとの音質差を発見することは難しいでしょう。

仮にそれがあったとしても肯定的に受け止められるはずです。

 

 

 

それでは実験を追いかけましょう

 

 

 

実験を追う

 

(試作 V3) 出力インピーダンス(Zout)=183Ω

*トランスのP(プライマリ)、S(セコンダリ)を反転させてみた

 

目標はクリアしたがやや「モッサリ」感が気になる。

 

 

このときあらためて巻線タップはCTではないことが認識できた為、考えを改めファンタムフィードの方法をXLR2番・3番からの抵抗分圧型にした。その上で目標値をクリアした「183Ω」を実現・・・・・いやいやもう少し欲を出して探ってみよう。

 

 

 

(試作 V4) 出力インピーダンス(Zout)=304Ω

* (おっと これはアウト、スルーしましょう。

 

 

 

(試作 V4) それならばSingle-Outで決める。

出力インピーダンス(Zout)=152Ω(目標値を超えて到達)

*条件 MEMS:Single-OUT  TRANS:(P)4-6   (S) 3-1

 

 

トランスの使いまわし中、最も低いインピーダンスを得た。

仕上げの音作りは聴感とスペクトラム、同一音を追いかけた、いま95点。

 

試作V-3183Ωに妥協せず先へ進めたことはラッキーな結果を得た。

たどりついた152Ω200m程度安全に延長できる値です。

600Ω:600Ωトランスもその使い方でインピーダンスは大きく変わる点がキモとなってます。

 

「SMD ED8」というマイクロ・トランスはきわめてスグレモノであることがわかりました。

入手先の怪しさの点は個人責任だとしても150円~200円で入手できるこのサイズでこの性能のトランスは驚異的でしかない。

 

 

 

以上「試作完成まじか」、ここまでたどり着いた。

しかしながら肝心なEMC確認・考察は未着手につきまだやり残していることがある。

 

そう、マイクロホンは「ちゃんと音が出た」「目標スペック到達」でも「完成」というわけではない。

特にオフマイク特性を重視したマイクロホンではEMC評価が必須、対策後はまだ変わるだろう。ここは音の入り口、オーディオの1丁目1番地なのです。

 

 

完成まであと一息 ここからが肝心。 

 

 

(第3編につづく)

 

 

 

 

本記事の無断ネット盗用は犯罪です。

 

虹 おしらせ

MEMSマイク使用、話題のProbeⅡL-730memsおよびFetⅡmemsおよびそのLzタイプなど、読者のみなさまからのご注文により優秀機種の手づくり製作を承っておりますのでお問い合わせください

fetⅡ、fetⅡi、fet3、LZⅡb   は今や貴重品、秋月のパナソニック WM-61Aとオリジナル・パーツで製作を承ります

 

 

モノ作り日本もっと気出せ 

 

【おことわり】

★ここで公開している回路・写真・説明文などは音響家の方、アマチュアの方でハンドメイドまたは試験評価なさる場合の参考として考えております。

★製作物・加工物の性能・機能・安全性などはあくまでも製作される方の責任に帰し、当方(Shin)ではその一切を負いかねます。

★第三者に対する販売等の営利目的としてこのサイトの記事を窃用する事は堅くお断り致します。

★情報はどんどん発信していきます。ご覧いただき、アレンジも良し、パクリもOKです、その場合、出典をあきらかに願います。

Shinさん独特のこだわりと非常識をもって音響の世界を刺激してまいります。

 

***** Microphone Developpers in overseas *****

I am very much glad having many of the feedbacks from the Microphone Developpers in overseas.

I would expand the possibility of MEMS microphone units and also am expecting to have many of the ideas/feedbacks which I could not have experienced.

I have one thing tell honestly that I will not take any of the manufacturing requests from the overseas. I have experienced many of the troubles of transportaion and fixed the

problems of many of the matters happend.

Please understand my situation.

Sincerely,          Shin

 

  
ShinさんのいたずらPA工作室  
ShinさんのPA工作室 管理人 Shin

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