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自作マイクには法則がある。
急所はマイクヘッド(カプセル、ユニット、MEMS品種)と実装にある。
小手先の器用さや、ひねくりまわした回路技術も必要ない。
最も大切なのは目標と強い意志、これを超える結果にはなり得ない。
自作マイクは「自作マイク」に終わらない
それは、メーカーにはない無限の可能性とその探求が許されているからです。
手近なECMを買ってきて「プラグインパワー」で音が出た、というのがはたして「自作マイク」といえるのだろうか。
国内の「自作マイク」大半はここで止まっているように思えます。
「FetⅡ」「LzⅡ」などファンタム動作を標準とした本サイトさまざまなマイクはこの悪習慣から解放されることを一義的に2009年より一定の影響を及ぼせたと感じています。
MEMSマイク実用化プロジェクトの中で、「FetⅡ」「LzⅡ」をMEMS化した「FetⅡmems」「LzⅡmems」は次元の異なるステップアップを果たしたが、さらにその先へまいります・・・
new 「FetⅡmems」の例:マイク先端部形状が少し変わった。
(FetⅡmemsとLzⅡmemsは回路部の違いのみです)
「FetⅡmems」「LzⅡmems」のバージョンアップ
マイクフロント、スクリーンメッシュのふくらみが異なります。
2106 にてご紹介した「FetⅡmems」および「LzⅡmems」ついてMEMSマイクならではのセオリーもとづく見直しによるグレードアップをおこなった。
筆者のこの機種の場合、圧倒的長所を持ち緻密な音のマイクでありながら、特に「力感の薄さ」が指摘されていました。
それに答える形で再考するなか、結構費用をかけてラバリエマイクのロングラン傑作であるDPA 4060およびSanken COS-11D現物を入手して徹底研究するなかで自信の持てる改良結果を得ることができました。
2021年発表の「FetⅡmems」「LzⅡmems」の可能性を塗り替え、結果としてヨーロッパおよび国産のロングラン名機の水準に達し、それを超えるマイクロホンとしてこのたび生まれ変わることができたと思います。
それはやはり「ProbeⅡ」「L-730」の大ヒットに重要なヒントがありました。
横の物を縦にする勇気を
自作マイクも一定のグレードに達すると、一層保守的になりそれまでの中途半端な教科書的常識に誘導される傾向があります。
もう一度考えても「それが正しい」と妄信させる「常識」という強いバイアスは、真に原理原則で考える事にブレーキをかけることがあります。
世界の名機を相手にするならば、ましてそれを超えようとするならば、その「思い込み」ともいえるバリアをいっぺん取り払うべきでしょう、専業メーカーでさえそうであるように。
「ズン」と前に出た! あきらかに変った。たったこれだけのことで。
MEMSマイク背面・周囲は「コの字形状の害」回避チューニングを脱脂綿にておこなっています。(化学綿厳禁)
MEMSマイク独特の10KHz以上の超高域ピークが可聴域に及ばないようになり落ち着いた高品位音にグレードアップを果たした。
ラバリエマイクとの比較は途中ステップです
上から DPA 4060、SANKEN COS-11D、FetⅡmems(新)、FetⅡmems(旧)
DPA 4060もSANKEN COS-11Dも小さなラバリエマイクでありながらクラシックのオフマイク録音までこなす優秀なマイクである。
今回、「new FetⅡmems」はそれとの比較をおこなった。
可聴域の周波数レスポンスと音質的にはDPA 4060、SANKEN COS-11とも同格以上、SN比ではnew「FetⅡmems」「LzⅡmems」が群を抜いていることがわかる。
DPA 4060はSN比、音の豊かさ、超高域の表情(クセ)、およびSN比で追いつかず、SANKEN COS-11はSN比、周波数レンジと音の細さの点でいずれもnew「 FetⅡmems」「LzⅡmems」にはあきらかに及ばず。
すなわちnew「FetⅡmems」「LzⅡmems」はこのクラス(6~7.5万)のラバリエマイクより遥かにグレードの高いマイクであることを意味します。
別途参考テストとしてAKG C-414XLⅡ、C-480、C-451EB、C-38Bともおこなっており好結果を実感しています。
目指すべき峰はさらにその先にあるということ、つまりDPAは「4060」ではなく当然「4006A」などの無指向性トップクラスのマイクをターゲットにできる、まさに自作マイク冥利に尽きます。
これは妄想などではなく現実に信頼できる好比較結果を得つつありますのでいずれご紹介したいと思います。
一番確実なのは貴殿が製作すれば一瞬でそれがわかります。
new FetⅡmems回路図
FETタイプは出力インピーダンスがやや高く、スタジオなど延長距離は数10mまでに対応
new LzⅡmems回路図
Lzタイプはローインピーダンス(110Ω)、3点吊りなど300m位までの延長に対応します。
使用したMEMSマイクは「ICS-40730」こちらです。
以上
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おしらせ
MEMSマイク使用、話題のProbeⅡ、L-730memsおよびFetⅡmemsおよびそのLzタイプなど、読者のみなさまからのご注文により優秀機種の手づくり製作領布を承っておりますのでお問い合わせください
fetⅡ、fetⅡi、fet3、LZⅡb は今や貴重品、秋月のパナソニック WM-61Aとオリジナル・パーツで製作を承ります
モノ作り日本もっと元気出せ!
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Shinさん独特のこだわりと非常識をもって音響の世界を刺激してまいります。
***** Microphone Developpers in overseas *****
I am very much glad having many of the feedbacks from the Microphone Developpers in overseas.
I would expand the possibility of MEMS microphone units and also am expecting to have many of the ideas/feedbacks which I could not have experienced.
I have one thing tell honestly that I will not take any of the manufacturing requests from the overseas. I have experienced many of the troubles of transportaion and fixed the
problems of many of the matters happend.
Please understand my situation.
Sincerely, Shin
ご意見やご質問はこちらから宜しくお願いいたします