読者のみなさまありがとうございます
当ブログサイト開設から13年目を迎えることができました。
Since 2009年6月11日「ShinさんのPA工作室」
この13年間ネットの世界は大きく変貌しました。
多岐にわたるSNSを中心に、より個人的なモノへと変わりました。
それにもかかわらず多くの方を対象にした「ShinさんのPA工作室」はつい先日、通算800万アクセスを迎えることができ、変わらぬご厚情をいただいていることにあらためて皆様に感謝申し上げます。
開設第1号記事は
このあと第2号(0902)はサウンドハウスのCM-5ダイナミックマイクの音をシュアー SM-58と同じにする、という今では懐かしい改造・・・のちに「定番改造」と呼ばれ現在も続いています。やはり昔から「変な人」だったんですね。
ブログタイトル
このブログは当初「ShinさんのいたずらPA工作室」として出発しました。
その年の暮れ、「名は体を表す」と友人からの貴重な指摘を受けました。そして「ShinさんのPA工作室」とあらためて現在に至ります。
アブノーマルは必ずセオリーにたどり着く
Web撮影集団、「ボケフォトファン」(6,700人)を活動の場として6~7年前からこういう写真を毎日撮り続けています。 このグループはボケ表現に基軸を置くため、一般に言う「主客転倒」はあたりまえ、「パンフォーカス写真」禁止を「掟」としてそれを支えています。
その視点は自身の発想転換の起爆剤として大いに役立てています。
「つゆの日」 (撮影:Shin)
SONYα7C Leitz Elmar 9cm F4 開放 (タンバールフィルター使用)
フリーマウント(レンズをかざしてアオリながら撮るオリジナルMF撮影法)
レンズはすべて「開放」で撮り、絞り、AF、レンズマウントともに無縁なオリジナル撮影法、時にレンズを反転させてひずみを大きくしたりして「真実の模写」を否定、「絵」のジャンルに近づきたい。
だからこそ隣り合わせとした写真撮影のセオリーとはきびしく向き合いたい。
なぜならば、「アブノーマル」を突き詰めていけば必ず「セオリー」にたどりつくからです。
夢
MEMSマイクは停滞してきた自作マイクの世界に「エッ」という次元の異なる可能性の新風を送り込んでくれました、ありがとう!
それは正夢、だって実現させなきゃ夢じゃないでしょ。
常に新雪を踏むことが好き、目の前は真っ白でなんにもないからイイ。
だれもやらないことが好き、だってどんなに失敗しても誰にも迷惑かけないしやれることは無限・・・
だからいつも何の制約もない、非常識と言われようが、みんながHappyになってくれれば常識なんてあとからついてくる、それでいいんだ。
指針は「原理原則」と「宇宙の意志」、あとは自分の心次第です。
筆者は73歳、現在のところ自分のトーク音声と耳だけでマイクのほぼすべてのファクターを感じ取る特技(人間スペアナ)を続けています。
しかし、さすがに20kHz超えのさらに上まで聴こえて「動物的」と言われたのは今は昔、13kHzまではちゃんと聴こえるけど14kHzはあやしくなってきた。
肉眼と手先も決して歳相応ではないがそれらがいつダメになるか何の保証もない、使い続けることが何よりの支えとなる。
MEMSマイク
現在の筆者の想いは、まだ未熟な部分が多い「MEMSマイク」、
これは単なるメカトロICです。
それを「こうして」「あーして」あら不思議、これって ン10万もする海外マイク級の性能じゃん・・・それじゃダメですか?という贅沢な正夢に遭遇しています。
昔「お前は技術者じゃない」「奇術者」だと言われ反論はしなかった。
自作マイクって「次元を変えるとこんなに楽しいんです」って多くのかたに伝えたい。
その心は
MEMSマイクの本来目的から外れた利用法(オーディオ・音響)用途に将来性を見出しつつあります。
したがって「MEMSマイク」は「使わせていただく」という立場だと考えていますので「そっと育てるように」その可能性を引き出してやることです。
これまで、様々な性質を持つ既存のMEMSマイク品種の中から音響屋目線でヘッドハンティングした数種類、さらに厳選したものを3種類ご紹介してまいりました。
それが私を含め、読者のかたが次元の異なる幸せな経験を手にできる唯一の手段だと確信できるようになりました。
借り物
誤解されがちですがMEMSマイクは他用途からの「借り物センサー」ですので現状では「マイクユニット」や「マイクカプセル」ではありません。
したがって「思うようにならないこと」、「取り扱いにくいこと」などキリがないですが全部許容してやることです。
現状、業務音響では使えるところで使えばいい、それで十分です。
だって借り物なんですから。
将来を見据えて
筆者はやがて全コンデンサマイクの80%以上は「MEMSマイクカプセル」に置き換わると見ています。
それでもレガシーな記念碑的マイクは残るでしょう。
省エネとは無関係ですが、ちょうど蛍光灯やその他の電灯がLED化されていくような変化が起こることが予想できます。
しかし今は「オーディオ・音響世界」に場を変えてやっと歩き始めた幼時期であり現在の段階で決して性急に現状変更を含めた能力を求めるよりも現在の能力を引き出してやることが大切でしょう。
特にワイドレンジな「指向性MEMSマイク」の開発は各社ともまだまだ今後の課題。
デジタル型では難ないことであっても、アナログで実現するにはまだ時間が必要、現在のMEMSマイクの可能性を育てながらやっていくことが今は大切でしょう。
MEMSメーカーの想いは必ずしも私たちと一致していないこと、デンマークの友人以外海外の自作例がほぼ存在しないこと、マイクメーカーが手を出してこない現在、私たちの一挙手一投足は今後にとって大変重要な役割を演じていると感じます。
以上
おしらせ
MEMSマイク使用、話題のProbeⅡ、L-730memsおよびFetⅡmemsおよびそのLzタイプなど、読者のみなさまからのご注文により優秀機種の手づくり製作領布を承っておりますのでお問い合わせください
fetⅡ、fetⅡi、fet3、LZⅡb は今や貴重品、秋月のパナソニック WM-61Aとオリジナル・パーツで製作を承ります
モノ作り日本もっと元気出せ!
【おことわり】
★ここで公開している回路・写真・説明文などは音響家の方、アマチュアの方でハンドメイドまたは試験評価なさる場合の参考として考えております。
★製作物・加工物の性能・機能・安全性などはあくまでも製作される方の責任に帰し、当方(Shin)ではその一切を負いかねます。
★第三者に対する販売等の営利目的としてこのサイトの記事を窃用する事は堅くお断り致します。
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Shinさん独特のこだわりと非常識をもって音響の世界を刺激してまいります。
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